【014 設計フェーズの部品階層表現】

PDM(Product Data Management)などで、製品構成を表現する場合、設計フェーズではCADなどのアセンブリ構成を取り込んで、組み立て順を意識して構成を編集するケースが一般的だと思います。

ただ、組み立て順での部品階層表現は、製造段階で必要となるものであって、設計フェーズにおいてもっと有効な表現方法があるはずです。

例えば、入り組んだデザインスペースでの部品配置が要求されるような製品の場合、組み立て順よりは隣接部品が把握されやすい表現の方が良いはずである。

一般的には部品またはユニットの隣接関係は、設計初期段階で想定できるわけなので、常に隣接部品の設計変更を意識して設計が進められるようになる。

まだ、取り組んでいる企業は極めて少ないと思いますが、部品の依存関係を意識した階層表現が有効だと考えます。

品質の良さが売りの日本ブランドですが、設計者個々人においては、常に品質の良い物を求めてきただけに、部品単体の最適品質を意識した設計スタイルにはなっていません。

部品の依存関係は、例えば、A部品が壊れてしまってはB部品が正常に動作していても、機能が成り立たないといった形でAND、ORで表現したものです。

当然ながら、A部品が壊れてしまったら、B部品が壊れていなくても意味をなさないのであれば、A部品の品質よりもB部品の品質レベルが高くても意味がないということです。

一般的には、耐久性に関する品質であるために、シミュレーションが有効ですが、このような依存関係を意識した設計スタイルへの転換が、新興国市場への製品設計などで重要になってきます。