【016 不良情報に対するオントロジーの活用】

製造業では、長年に渡って蓄積された膨大な不良情報が存在します。

それらに対応してきて、徐々に設計者のノウハウとして、同じようなトラブルを起こさないようにされていることと思います。

一般的に、不良が発生した際の不良原因の分析レポートはドキュメントになっており、ドキュメントファイルを開いて精読して、はじめてその原因・対策がわかります。これだから、設計ノウハウが属人的になり、経験した熟練者と未経験の設計者との差が生まれてしまいます。

試行錯誤した結果としての最終的に採用した設計変更をPDMなどで管理していますが、本来はこの試行錯誤している検討段階の情報を蓄積し分析すると、設計品質の向上に効果的です。

しかしながら、これらの検討段階の情報まで管理対象とすると、膨大なデータとなり、分析が困難になると考えられます。

 散在するデータを部位別に分類し、原因別に管理するために、オントロジーの概念を活用できます。

この結果をもとに、FMEAシートを作成し、設計品質チェックに活用しているケースも多くあります。

オントロジーは、顧客クレームなどの分析にも活用ができると考えます。